フランスの高級ファッションウィークは「危機」を感じる

3日間のパリファッションウィークが1月28日に幕を閉じた。今回のファッションウィークでは、ディオール、シャネルなど世界的に有名なブランドが華やかな服を次々と発表したが、金融危機による衝撃は無視できない。

シャネルのデザイナーカール・ラガーフェルド氏は、金融危機の脅威を感じていると述べた。彼は、今は金持ちでもお金を使うのは非常に慎重だと言った。しかし、人々がファッション面で消費しなければ、ファッション業界だけでなく世界経済にも影響を与えることになる。ラガーフェルド氏は、多くのブランドが今も良い販売実績を維持しており、市場に自信を持つ必要があると楽観的に見ている。

今回のファッションウィークでは、ドレス1着につき1万ドル以上の価格が設定されている。「デイリー・ファッション」誌の編集長ゴフレ・ダニ氏は、現在の経済情勢の下で、ファッション・メンズのデザイナーはラグジュアリー路線を慎重に選択するが、高級婦人服は依然としてファッション・ウーマンの最愛の存在になると予測している。

今年のパリファッションウィークは4日間から3日間に短縮され、規模や知名度の比較的小さい会社も次々と撤退した。世界的に蔓延している金融危機が今年の欧州のアパレル業界に影響を与え、欧州人のアパレルへの支出が低下し続けることは間違いない。